電験3種の科目免除について解説! 科目合格の条件とは?

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「電験3種は科目免除があるので、数年かけて合格したい」と考えている人もいるでしょう。確かに、電験3種は3年間ですべての科目に合格すれば総合合格となり、資格が取得できます。しかし、最初から3年がかりでの合格を前提に受験の計画を立てると失敗する可能性も高くなるでしょう。
そこで今回は、電験3種の試験における科目免除のメリット・デメリットや活用方法を紹介します。

  1. 電験3種の科目合格について
  2. 科目免除を利用した電験3種試験の勉強方法
  3. 電験3種に関するよくある質問

この記事を読めば、科目免除を活用した勉強計画の立て方なども分かるでしょう。電験3種の受験を考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。


1.電験3種の科目合格について

はじめに、電験3種の試験内容や科目合格の仕組みについて解説します。

1-1.電験3種の試験とは?

電験3種の学科試験は、法規・理論・電気・機械の4科目です。6割以上の得点で合格となりますが、平均点が低い年は6割未満でも合格することもあります。

1-2.科目合格の仕組み

電験3種の試験は、科目合格が認められています。原則として6割以上の得点で科目合格となり、合格した年を含めて3年間試験が免除されるのです。ですから、初年度に2科目合格した場合、翌年は残りの2科目合格すれば総合合格になります。

1-3.科目免除のメリット・デメリット

電験3種の試験は、電気関係の試験の中では合格率が10%前後の難試験です。1度の試験で合格する人は少ないでしょう。ですから、科目合格があれば、まだ合格していない科目の勉強に集中することができます。たとえば、1年目で2科目、2年目で1科目合格すれば、3年目は1科目に集中して勉強することができるでしょう。その一方で、合格した年を含めて4年目になれば期限が切れてしまいます。「3年かけて合格すればいい」と考えていれば、油断が生まれることもあるでしょう。また、最初から3年かけて合格する計画を立てていると、少しでも予定が狂えばせっかくの科目合格が無駄になってしまいます。

2.科目免除を利用した電験3種試験の勉強方法

この項では、電験3種の科目免除を利用した勉強方法や受験計画の立て方を紹介します。

2-1.科目免除は保険程度に考えておく

前述したように、最初から3年かけて合格するように受験計画を立ててしまうと、合格を予定していた科目が不合格になった場合、計画が一気に狂ってしまいます。電験3種の試験は年ごとに科目の難易度が異なるため、予想していたより問題が難しかった、もしくは易しかったということは珍しくありません。ですから、1年目は全科目まんべんなく勉強して「一発合格」を目標にすることが大切です。最初から、「この科目は今年度は棄権しよう」と手をつけないのはいけません。

2-2.2年で合格できるプランを立てる

複数年かけて合格する計画を立てる場合、2年で合格できるようにプランを立てましょう。たとえば、1年目は4科目まんべんなく勉強しつつも、2科目だけやや力を入れます。そうすれば、2科目合格の可能性がアップするでしょう。1年目に2科目合格できれば、残りは2科目となり初年度よりもずっと勉強しやすくなります。3年目は、どうしても合格できなかった場合の保険と考えてください。3年目に意図的に科目を残し、結果それが不合格だった場合は1年目に合格した科目が無駄になってしまいます。

2-3.まずは理論から勉強する

電験3種の科目は、すべて何らかのつながりがあります。その中でも、理論はほかの科目を理解するための基礎的な内容も多く含んでいるため、まず理論から勉強しましょう。ちなみに、電験3種の試験は半分以上が計算問題です。「意味は分からなくても、参考書の内容を丸暗記すれば合格できる」という試験ではありません。電気の勉強は中学や高校の物理で学んだだけという場合は、まず電気数学の勉強から始めましょう。

2-4.1日30分でもいいので勉強する

電験3種の試験に合格するレベルの知識を身につけるには、100時間以上の勉強が必要と言われています。仕事と受験勉強を両立する人も大勢いるでしょう。週末にまとめて勉強するより、1日30分でも勉強をしていくほうがおすすめです。また、電験3種は人気の資格なので、参考書や過去問題集もたくさん発売されています。それらを利用するのもいいですが、効率よく勉強したい人は、SATの教材がおすすめです。SATの教材はテキストだけでなく、専門の講師による講義を収録したDVDやeラーニングもついています。eラーニングはスマートフォンでも視聴可能なため、通学時間や昼休みも勉強にあてることができるでしょう。

3.電験3種に関するよくある質問

この項では、電験3種に関するよくある質問を紹介します。

Q.電験3種は電気に関する知識が全くない状態で受験しても、合格可能ですか?
A.電気数学から勉強し、半年以上勉強して試験にのぞむ覚悟と根気があれば合格する可能性はあります。

Q.電験3種試験の難易度は、毎年どのくらい変わるのでしょうか?
A.決まりはありませんが、「去年と比べて格段に易しくなった(難しくなった)」と感じる年もよくあります。ここ数年は、法規や電力が難化傾向です。

Q.電験3種は、20代で受験しないと合格は難しいでしょうか?
A.いいえ。30代、40代の人も大勢挑戦し、合格しています。

Q.電験3種は、初年度から特定の科目だけ受験することはできるでしょうか?
A.はい。何を受験し、どれを棄権するのかは自分で決めることも可能です。

Q.電験3種の試験には電卓を持ち込むことができると聞きました。
A.はい。関数電卓以外の電卓の持ち込みは可能です。ただし、スマートフォンなどのアプリは使えません。

まとめ

いかがでしたか? 今回は電験3種試験の科目免除について解説しました。4教科を3年以内に合格すればいいと聞けば、なんとなく簡単に感じる人もいるでしょう。しかし、電験3種は1発合格する人がとても少ない難関試験です。初年度はこの科目と絞って勉強するより、まずは理論を中心にまんべんなく全体的に勉強していきましょう。初年度に1科目でも合格できれば、自信がついてモチベーションアップにもつながります。まずは1年目に2科目合格を目標にがんばってみてください。