高圧受電設備の知識が身につく!高圧電気関連の資格取得について

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「高圧受電設備について知りたい」「就職に有利といわれたから」など、高圧受電設備に関連する資格取得を考えている方は多いでしょう。高圧受電設備に関連する資格は電気技術主任者、ビル管理資格などがあります。知識も何も知らないまま試験を受けると時間とお金を無駄にしてしまうでしょう。そこで、この記事では、高圧受電設備とは何なのか、関連する資格取得のために知っておくべき知識について解説します。

  1. 高圧受電設備とは
  2. 高圧受電設備の法定点検について
  3. 高圧受電設備と関連する資格について
  4. 高圧・特別高圧電気取り扱いの講習について
  5. 高圧受電設備に関してよくある質問

この記事を読むことで、高圧受電設備と関連資格の取得のために必要な情報を知り学習ポイントを押さえた効率的な勉強法ができます。


1.高圧受電設備とは

電気を使うために必要な設備の「高圧受電設備」とは一体どんな設備なのでしょうか。それでは、高圧受電設備の概要、目的、種類など詳しく解説していきます。

1‐1.高圧受電設備の概要

私たちの生活に電気は必要不可欠です。普段使っている電気は高圧のまま電力会社から供給されます。しかし、供給される高圧電気のままでは使えません。そこで、高圧電気を設備の仕様に合った電圧・周波数に変換する「高圧受電設備」の登場です。高圧受電設備を利用すれば高圧電気から安定した供給ができます。また、高圧受電設備の標準施設や保護・絶縁強調など詳しく記載しているのが「高圧受電設備規程」です。高圧受電設備規程が記載されている本は日本電気協会から購入できるようになっていますよ。

日本電流協会

1‐2.高圧受電設備の目的、必要性

高圧受電設備の目的は電気を安全・安定的に供給することです。特に、ビルや工場では照明や工場ラインの機器、給排水、空調など電力を多く使います。より安定した電気の供給が必要不可欠なのです。もし、電気の供給が不安定になれば生産ラインが遅れてしまいます。現代は電力への依存度が高いです。今後はさらに、依存度が高くなるといわれており高圧受電設備の能力が必要になるでしょう。

1‐3.高圧受電設備が適用される場所

高圧受電設備が適用される場所は、主に大規模ビル、都市部や工場などです。規模が大きい場所ほど大きな電力が必要になります。中小ビルや工場では6.6kVが普通ですが、大規模ビルなどは77kV~22kVという大きい電力が供給されるのです。よって、高圧受電設備で降圧し対応しなければなりません。

1‐4.高圧受電設備の種類

高圧受電設備を大きくわけると「開放形高圧受電設備」と「キュービクル式高圧受電設備」の2種類があります。開放形高圧受電設備は主に大容量の電力を扱うときに使うタイプです。基礎はフレーム鋼で構築され遮断器・継電器(けいでんき)などの機器がついています。屋外にある高圧受電設備はほとんどが開放形高圧受電設備です。

1‐5.高圧受電設備キュービクルとは

一方、近年注目されているのが「高圧受電設備キュービクル」です。キュービクルは英語読みで日本語に訳すと「小室」を意味します。キュービクルの基礎は金属製の箱です。箱の中に高圧受電設備に必要な機器をすべて収納する形がキュービクルの構造になります。主に、大規模ビルや工場などに設置されるでしょう。高圧電気が安定供給できる、費用が安いとコストパフォーマンスに優れている種類です。さらに、キュービクルの保守点検を徹底させることで電気料金の削減が実現できます。そのため、キュービクル点検に費用をかけず、かつ高品質が維持できるサービスの需要が高まりつつあるのです。

1‐6.高圧受電設備のメリット・デメリット

高圧受電設備のメリットは電気の使用量が多くても効率的に安定した供給ができることです。電気を大量に必要とする場所では高圧受電が大活躍します。ただし、高圧受電設備には維持費がかかる点がデメリットです。使用量の単価は安いですが、維持費に民間企業への点検・保安委託が入るでしょう。電力を大量に使う場合は高圧受電設備、少量の場合は低圧設備がいいですよ。

2.高圧受電設備の法定点検について

高圧受電設備を効率的に使うためには法定点検が必要不可欠です。法定点検とは何なのか、目的や頻度、関連する資格など解説します。

2‐1.法定点検の概要

安全に高圧受電設備を利用するため定められたのが法定点検です。自家用電気工作物の場合、定期点検については自主保安体制が基本になっています。管理者・設置者がみずから保安規程を定め点検をおこなわなければなりません。保安規程については電気事業法第42条に記載されています。

電気事業法

2‐2.法定点検の目的

法定点検の目的は安全・安定した電力の供給を維持するためです。定期的に点検をすることで漏電や火災・感電などの事故を防ぐことができます。

2‐3.法定点検の頻度

法定点検の頻度は明確に定められていません。なぜなら、管理者・設置者が自分で保安規程を作るからです。しかし、高圧図電設備の定期点検はほとんどが半年~1年に1回実施されています。月次点検は月に1回、年次点検は年に1回ですね。

2‐4.法定義務の主体

法定義務の主体は「設置者」「管理者」です。自分たちで作成した保安規程はきちんと経済産業大臣に届出なければなりません。もし、内容を変更した場合も変更した事項を伝える義務があります。そして、作成した保安規程を必ず守らなければなりません。

2‐5.点検は有資格者でないとできないのか?

高圧受電設備を点検する場合、専門の知識を心得ておかなければなりません。法律上、「点検ができる能力を持っているもの」であれば資格を取得しなくても点検できます。保安規程に「有資格者だけ点検できる」と記載されていれば資格所有者だけが点検できる仕組みです。

2‐6.点検に関連する有資格者とは

資格を持っていないよりも持っていたほうが点検に有利です。詳しい知識を持っている証拠になるため、管理者や設置者も安心して任せられるでしょう。高圧受電設備の点検に関連する有資格者は、電気主任技術者(電験3種)や電気工事士です。電気主任技術者は電気工作物の工事・維持・運用の保安監督を担当します。第3種電気主任技術者はビルや工場に設置されている高圧受電設備の保守・管理ができる資格です。ほかにも、電気工事士があります。大規模なビル・工場を扱う場合、第1種電気工事士の資格が有利でしょう。第1種なら第2種で扱えない高圧の電気を扱うことができます。

2‐7.点検の外注について

高圧受電設備の点検を外部の業者に任せることもできます。自分たちでの管理・保守・点検ができない場合、専門家に依頼するのです。ただし、依頼する際は長期的な費用について考えなければなりません。

3.高圧受電設備と関連する資格について

高圧受電設備と関連する資格は、一体どんなものがあるのでしょうか。ビル管理資格との関連性や高圧とは何なのか、高圧電気設備を扱える資格について解説します。

3‐1.ビル管理資格との関連性

大規模ビルの設備管理をおこなう場合、高圧受電設備の知識を持っていたほうがいいでしょう。なぜなら、ビルの設備管理内容には電気関連の設備管理も含まれているからです。特別に資格が必要というわけではありませんが、求人情報を見ると「有資格者」が目立ちます。高圧受電設備に関する知識を持っていたほうがビル設備管理に役立ち、逆も同じです。以上のように、ビル管理資格と高圧受電設備は関係しています。

3‐2.高圧とは

そもそも、「高圧」とはどんな意味を持っているのでしょうか。高圧とは直流が750V、交流が600V以上、7kV以下の電圧を指しています。そして、7kV以上の電圧が「特別高圧」です。特別高圧を扱う場合は高圧電気についての特別教育を受けなければなりません。

3‐3.高圧電気設備を扱える資格とは

高圧電気設備を扱える資格は電気技術主任者、電気工事士になります。点検の有資格者と同じですね。ほかにも、電気取扱者という資格があります。電気取扱者とは安全に対する特別教育の1つです。講習で修得できる資格になります。電気取扱者でも高圧電気を扱う場合、高電圧電気取扱者・特別高電圧電気取扱者の講習を受けなければなりません。

4.高圧・特別高圧電気取り扱いの講習について

労働安全衛生法において、従業員は「高圧・特別高圧の充電電路、点検、修理、操作の業務」にたずさわるときは特別教育を受けなければなりません。それでは、高圧・特別高圧電気取扱の受講資格や科目、日時など概要を解説します。

4‐1.受講資格

特別教育の受講資格は特にありません。高圧・特別高圧に関する仕事につく人は必ず受けなければならない講習になります。

4‐2.講習科目

講習科目は全部で5科目あります。高圧または特別高圧の「電気」「電気設備」「安全作業用具」「活線作業および活線近接作業の方法」と「関係法令」です。

4‐3.講習日時

高圧・特別高圧特別教育講習会はほとんど毎月開催されています。ただし、開催地域によって日程が異なるので注意してください。一般社団法人日本電気協会では各地で開催されているセミナー・講習会がチェックできます。

一般社団法人日本電気協会セミナー・講習会はこちら

4‐4.受講料

受講料は19,000円~19,500円です。地域によって受講料金や受講内容(コース)が変わります。詳細は各地域の電気保安協会HPを確認してください。また、地域によってはインターネットで仮申し込みをすればインターネット割引が適用される地域もあります。

4‐5.そのほか概要

講習日程は2日間になっているところが多いです。講習会の主催者がわによってもカリキュラムや内容が変わるため、申し込みをする前に必ず確認しましょう。定められたカリキュラムをすべて履修できた方は修了証が渡されます。

5.高圧受電設備に関してよくある質問

高圧受電設備に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。高圧受電設備について疑問点を持っている人は解決しておきましょう。

5‐1.キュービクル高圧受電設備の大きさとは?

キュービクル高圧受電設備の基礎となる大きさは、受電する電圧で変わります。電圧が大きければ大きいほど、受電設備も大きくなるでしょう。大きさはおよそ幅が800mm~3200mm、奥行きが1,000mm~1,600mm、高さが2,000mm~になります。

5‐2.キュービクル高圧受電設備のPCBとは?

キュービクル高圧受電設備にはPCB(ポリ塩化ビフェニル)が含まれています。PCBを取りのぞかないまま処分してはいけません。PCBの廃棄は所有者の保管・処分の責任が課されます。PCB処分については自治体のホームページ、または電話で方法を確認したほうがいいでしょう。

5‐3.高圧受電設備の耐用年数が知りたい

高圧受電設備の耐用年数はおよそ20年です。高圧受電設備の中に含まれている各機器の寿命が異なります。たとえば、高圧ケーブル・計器用変圧器の耐用年数は25年です。しかし、遮断器・高圧交流負荷開閉器などは20年になります。

5‐4.高圧受電設備における保守管理者の業務とは?

高圧受電設備において保守管理者は3つの業務を果たさなければなりません。感電・火災など事故防止、事故発生時の復旧、電気設備の劣化診断などです。これらの業務は電気工作物を正しく使うための大切なポイントになります。

5‐5.資格取得の勉強法が知りたい

高圧受電設備に関する資格を取得したいとき、独学、専門スクール、通信講座といった勉強法があります。自分の環境や状況に合った勉強法を選んでください。もし、毎日忙しくて勉強時間ができない人は通信講座がおすすめです。通信講座SATでは試験の重要ポイントを押さえたテキスト、DVDでの学習ができます。動画の視聴はスマートフォンでも可能なので移動時間・通勤時間も勉強できるでしょう。

通信講座SAT

まとめ

いかがでしたか?高圧受電設備は大規模ビルや工場など、大きい電力を必要とする場所に設置する電気工作物です。取り扱いに特別な資格は必要ありません。しかし、電気工事士や電気主任技術者など資格を取得しておいたほうが安心して扱うことができます。また、管理者や所有者も安心して資格所有者に任せられるでしょう。ビル設備管理や高圧受電設備といった電気工作物にたずさわる人は、ぜひ関連する資格を取得してください。

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