電験三種の資格を活用して転職先を探したい! 方法や注意点を紹介

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電験三種は、電気関係の資格の中でも需要が高いものとして有名です。「資格を取得して、転職に役立てたい」と考えている人も多いと思います。しかし、電験三種の資格を活用すると、どのような転職先があるのかご存じでしょうか? 今回は、電験三種を活用できる転職先や転職する際の注意点を紹介します。

  1. 電験三種は人手不足
  2. 電験三種を活用できる転職先について
  3. 電験三種の資格取得方法
  4. 電験三種や転職に関するよくある質問

この記事を読めば、電験三種の試験についてもよく分かるでしょう。電験三種を取得し、転職に役立てたい人はぜひ読んでみてくださいね。


1.電験三種は人手不足

電気主任技術者(電験三種)は、事業用電気工作物の保安監督を行える国家資格です。事業用電気工作物を設置している施設は、必ず電気主任技術者の有資格者による定期的な自主点検を行わなければなりません。電験三種は、電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物の保安監督業務を行うことができます。電験三種の有資格者に一定の需要があるのは、このためです。

その一方で、少子高齢化により電験三種の有資格者も減少傾向にあります。2020年以降は人手不足がより顕著になると言われており、有資格者の需要はより高まることでしょう。

2.電験三種を活用できる転職先について

この項では、電験三種の資格を活用した転職活動の方法や注意点などを紹介します。

2-1.電験三種の有資格者を必要としている職場とは?

電験三種の有資格者は、事業用電気工作物を設置してある施設や、施設から委託を受けて電気工作物の保守管理を行っている業者から常に一定の需要があります。経験者をより優遇する職場も多い一方で、未経験者でも問題ないというところも豊富です。特に、「電気保安協会」のような事業用電気工作物を設置してある施設から委託を受ける業者の場合、人手を確保するために常に求人を出しているところもあるでしょう。

2-2.実務経験を積めば独立も可能

電験三種の資格保持者は、5年の実務経験があると独立することが可能です。独立すると、自分の裁量で仕事の量や種類を選ぶことができます。また、独立する場合、ほとんどが電気設備の保安を請け負う会社と委託契約を結ぶので、「仕事がなくて困る」ということはないでしょう。また、独立すれば定年を超えても働き続けることが可能です。

2-3.転職はタイミングをよく考える

電験三種を取得すれば、何度も転職することが可能と思う人もいるかもしれません。しかし、短期間で何度も転職をくり返すと、社会的な信頼が失われてしまいます。また、実務経験も積むことができません。転職するタイミングは、今の職場で十分経験を積み、もっと仕事の幅を広げられる職場を見つけたときや、年収や待遇が今の職場に比べて格段によい職場を見つけたときなどがおすすめです。

2-4.仕事をしながら転職先を探すことが大切

転職先が決まっていないうちに、現在の仕事をやめてはいけません。今の仕事を頑張りながら、新しい仕事を探しましょう。辞表を出すのは、退職希望日1か月前でかまいません。現在は、インターネットを利用すれば簡単に転職活動が行えます。ですから、ハローワークにわざわざ足を運ぶ必要もありません。朝や終業後に転職先を探し、面接は有休を利用しましょう。

2-5.円満退社することが大切

現在の仕事も電気関係の仕事である場合、円満退社をしてから転職することも大切です。退職する際に職場ともめると、悪評が広がる可能性もあります。転職が本決まりになりそうなら、それとなく上司に退職をすることを話しておきましょう。

3.電験三種の資格取得方法

この項では、電験三種の資格取得方法などを紹介します。

3-1.電験三種の資格試験は誰でも受験可能

電験三種は、電気技術者試験センターが主催する試験を受けて合格すれば取得できます。認定を受けて資格を取得する方法もありますが、条件が厳しいので試験を受ける人の方が多いでしょう。なお、受験資格は定められていません。年齢・性別・学歴問わず試験を受けることができます。

3-2.試験は4科目の学科試験

電験三種の試験は、法規・理論・電気・機械の4科目の学科試験です。電験の試験は科目合格が認められており、6割以上の点数で科目合格になります。3年以内に4科目すべて合格すれば、総合合格です。なお、平均点が低い場合は6割未満の点数で合格になることもあります。試験内容は計算問題が多く、参考書を丸暗記すれば解ける問題はほとんどありません。公式を覚えて応用する力と、数学的なセンスが必要です。

3-3.試験日は9月、申し込み方法は電子申請が便利

電験三種の試験は、毎年9月上旬の日曜日に行われます。詳しい日程は電気技術者試験センターのサイトで毎年4月くらいに発表されるので、定期的に確認してください。なお、サイトからは、電子申請で試験の申し込みをすることができます。試験費用は4,850円(郵送申し込みの場合は、5,200円)です。科目合格をした人も、電子申請は利用できます。

3-4.合格率とおすすめの教材

電験三種の合格率は、9~13%前後です。電気関係の試験の中では難試験と言えます。電験三種は幅広い世代に人気の試験なので、テキストや問題集もたくさん発売されていますが、より効率的に合格に必要な力を身に着けたい場合、SATの教材がおすすめです。SATの教材はテキストだけでなく、専門の講師による講義を収録したDVDやeラーニングもついています。予備校に通っているような気持ちで学習が可能です。また、メールで質問もできるので分からないことがそのままになってしまうこともありません。

4.電験三種や転職に関するよくある質問

この項では、電験三種や転職に関するよくある質問を紹介します。

Q.電験三種は、未経験でも資格を頼りに転職先を探すことは可能ですか?
A.はい。特に、30代前半までならば未経験でも問題ない職場が多いでしょう。

Q.電験三種を活用して転職活動をする場合、ビルメン業界は転職先としてはおすすめですか?
A.はい。ビルメン業界は、電気だけでなく給水・排水などビル管理のためにいろいろな仕事があります。ですから、電気設備管理以外の仕事の経験を積むこともできるでしょう。

Q.電験三種の資格を活用して独立した場合は、営業などは必要ありませんか?
A.業務提携を結んだ業者からあっせんはしてくれますが、時には営業をする必要もあります。

Q.電験三種の資格を活用して働く場合、より大きな会社を転職先に選んだ方が給与アップなども期待できるでしょうか?
A.大企業の方が福利厚生などはしっかりしていますが、給与だけでなく仕事内容も確認して転職活動を行ってください。

Q.電験三種の資格を活用して公務員になることはできますか?
A.はい。技術系公務員といって、社会人の中途採用も盛んです。30代以降でも転職できる可能性は高いでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、電験三種の資格を活用して転職先を探す方法などを紹介しました。転職に強い資格のイメージがある電験ですが、どんな会社にもスムーズに入れるとは限りません。一度就職したら実務経験を積み、それを武器に転職活動をしていくのがおすすめです。なお、独立する場合は業務をあっせんしてもらえる業者と良好な関係を築くことも大切になるでしょう。