電験三種の学習法:電力の学習法

電力の学習法

普段われわれが使っている電力は、発電所で作られて送電線で送られ、変圧器で電圧を変換されて家に届いています。この仕組みについて、広く浅く出題されているのが電力科目です。これは知識問題のウエイトが高く、計算問題の比率が 低いことにも現れています。

毎回ほぼ必ず出題される分野は、おおむね次の通りです。

  • 水力発電の概要
  • 火力発電の概要
  • 原子力発電の概要
  • 自然エネルギー発電方式の概要
  • 送電線や電力用変圧器と付属装置についての概要

いずれにしても、難解な流体力学を用いるような問題は出題されず、広く浅い知識で対応できる問題がほとんどですから、 過去問題を解きながら学習するのが最も効率的でしょう。水力発電については、水の落差のエネルギーと発電電力に関する問題など、火力発電は石油や石炭の燃焼エネルギーと効率から電力量を求めたり、逆に発電電力量と燃料消費量から効率を求めるような問題、原子力発電では消費した ウラン燃料の質量から発電電力量を求める問題などが主な計算問題です。いずれも単純な比例計算で求まるものです。

また、発電タービンを駆動する方式と熱サイクルに関する問題が出題されることもありますが、これらはボイラー技士や エネルギー管理士のテキストなども役に立ちます。 自然エネルギー発電は、近年の国家的エネルギー戦略に絡んで出題の割合が増えていますが、広く浅くの知識問題として対処できるでしょう。送電線や変圧器、それに付随する遮断器・避雷器・断流器などの問題については、テキストやインターネット検索による勉強とともに、近所の高圧線鉄塔や変電所などを実際に目で見ることも大切です。勉強の合間の気分転換、お散歩ついでにいかがでしょう?

このほか、送電に用いる電線類に関する知識、電柱の支線に関する力計算、短絡電流の計算などが出題されていますが、理論や機械に比較すると出題範囲が狭く、問題の解き方もパターンがあります。数年分の過去問題をベースに勉強し、出題されている分野に関する知識を増やしつつ定番のパターンの計算問題を押えることにより、合格点は十分取れるようになるでしょう。

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