電気工事士の学習法:第二種の学科対策

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第二種の学科対策

第二種電気工事士の試験は、筆記試験と実技試験があります。試験は年に2回行われていますが、同一人が両方に出願することはできませんので、事実上受験のチャンスは年1回です。学科試験の勉強法ですが、これは過去数年の過去問題を解くのが最も効率のよい勉強法です。ただし、過去問題を解くといっても、ただ単に答えの選択肢の暗記をしてはいけません。なぜその答えが正解になるのか、その理由をきちんと納得しながら勉強しましょう。出題される分野ごとに、勉強法と試験のコツをお伝えします。

直流回路

抵抗の直列・並列組み合わせ回路に関する問題が頻出です。計算問題ですが、解き方はワンパターンですから、理解してしまえばパズルを解くようにして解けます。確実な得点源にしましょう。電線の太さ・長さと抵抗値に関する問題や電力・電力量に関する問題も出ることがありますが、過去問を解きながら原理を理解すれば大丈夫です。


交流回路

合成インピーダンスや力率に関する問題が頻出です。ここが最もつまづきやすい部分です。理論的には三角関数の計算なのですが、第二種電気工事士試験ではワンパターンの簡単な計算で求まる問題しか出題されません。もちろん三角関数の知識も不要です。

交流回路においては、「6Vの電圧と8Vの電圧を直列にすると10Vになる」というような一見不可解な現象が起きます。恐らく、このあたりの理屈が理解できず、つまずいてしまうのではないでしょうか。でも、「それはそういうもの」と割り切ってしまえばよいのです。三相交流に関する問題も必ず出題されますが、線電圧・相電圧・線電流・相電流の4つの意味さえ理解すれば、あとは普通の回路と何にも変わりません。こちらも出題はパターン化されていますので、過去問題の練習で十分対応できます。


配電理論

単相二線式・単相三線式・三相三線式における配線による電圧降下や、流れる電流値を求める形式の問題が出題されています。これらは単純なオームの法則だけで解けます。過去問を解けばパターンが分かりますので、確実に得点しましょう。


配線設計

ブレーカーと配線の許容電流に関する問題が頻出です。これらの出題は、パターン化された数個の公式で必ず解けるようになっていますので、過去問題の演習で覚えられます。また、ブレーカーの電流値とコンセントの組み合わせなどは、実際にどの家庭にもあるものですし、ホームセンターの電材コーナーに行けば実物を手に取ることもできます。紙の上だけの勉強ではなく、実物に触れることによって効果的に覚えることができるでしょう。


電気機器

蛍光灯や水銀灯、電熱器、電動機(モーター)など、電気を使って照明や動力などの働きをする機械についての知識問題が出題されます。これらは身近に存在しますので、過去問題を解いていて出てきた機材について実物を触ってみたり、あるいはインターネット検索等を使って調べたりすることで知識が身につきます。


電気工事の施工方法

電気工事に使う各種部材や工具、工事方法の適否などについて出題されます。工事用部材については、身近に存在するコンセントや電球用ソケットなどを始めとして様々な種類がありますから、過去問題を解きながら実物に触れ、あるいはホームセンターの電気部材・工具コーナーなどで実物に触れながら覚えることをお勧めします。また、街中を出歩くと、いろいろな電気工事方法を目にすることができます。そういったものを探しつつ、遊び感覚で覚えることもできるでしょう。


検査、測定

電気工事の施工後には、ショートや漏電がないか、接地抵抗は規定内か、などについて検査を行います。その際の検査方法や測定器等についての知識を問う問題が出題されます。これらについても、過去問題を解きながら、そこで出てくる測定器等についてインターネット等を用いてどのような動作原理なのかを調べたりすることによって理解が深まるでしょう。


法規

法規は単純な知識問題のうえ、出題される内容も決まっています。どうしても覚えにくいのであれば、たとえば出題文中にある「電気設備の技術基準の解釈」「電気用品安全法」などの法令の名前でインターネット検索し、そこに出てきた該当の条文を何度も読んでみるとよいでしょう。


配線図問題

配線図問題は、電気配線の図面を見て問いに答えるものです。とはいえ、必要とされる知識は特別のものではなく、配線部材や電気回路に関しての知識を、より実際的な形で問われるだけのことです。この問題は、過去数年分の問題について、その図面がどういう建物なのか思い描きつつ、どこにどういうスイッチや照明があり、どの部屋にはどこにコンセントがあり、どこにどんな機材が設置されているのかということを詳細に読み込んでいき、そして設問に答えていくことが最良の勉強法です。

電気配線は、受電点から開始し、どの系統がどこにつながり、最終的にはどこまで(コンセントや部屋の照明など)至るのかを、出題されている箇所だけではなく全て追っていくのです。ひとつの図面を1時間かけて詳細に読み込むことを5回分程度行えば、どんな問題が出題されても十分余裕をもって答えることができるようになるでしょう。配線図問題だけで試験問題全体の4割を占めますので、この勉強法を強くお勧めします。


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